製糖各社は砂糖の出荷価格を3/1から1kgあたり5円引き上げを実施しました。
国内での砂糖の消費量は2019年度までの12年間で220万トンから178万トンまで落ち込み
また、原料糖の輸入量も138万トンから103万トンに推移、
さらにこの1年はコロナウイルスの影響で減少しています。
このタイミングでの値上げにより、消費が一段と冷え込むことも心配されています。
この背景には、我が国における、国内糖を保護する糖価調整制度により、
相対的に安価な海外粗糖を輸入する製糖会社から調整金を徴収し、
北海道のてん菜糖などの生産農家に分配していることが指摘されています。